ストーリー|ハンガリー映画 タクシデルミア〜ある剥製師の遺言〜2008年3月、シアター・イメージフォーラムほか、全国順次ロードショー


そうして月日は流れ、現代に至る。ラヨシュは成長し、剥製師になった。昔の栄光に縋ってばかりの父親に愛想をつかし、母親は家出。時代も変わり、もはや“スポーツ大食い”は過去のものとなりつつあった。ラヨシュは、極度の肥満体で、身動きさえできない父親の世話を献身的にしているが、父親は、細くて寡黙なラヨシュに愛情のかけらも見せてくれない。気になっていたスーパーのレジ係の女性にも振られ、誰からも愛してもらえないラヨシュ。祖父がそうであったようにラヨシュもまた欲求不満を抱えるが、彼の豊かな想像力はまったく違う方向に進むことになる。彼は、アートとしての「剥製術」に没頭し、究極の剥製作りを目指す。
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