監督紹介

【ジョルジュ・メリエス】
映画の魔術師-ジョルジュ・メリエスとは

監督1861年パリで生まれる。
父親は製靴業を営み、一家は繁栄していた。23歳のときにロンドンに留学する。そこで、マジックの殿堂 エジプシャン・ホールに足繁く通い、マジックの虜に。奇術師を夢見るようになる。
1888年、靴屋を引退した父親の後は継がずに(兄二人が継いだ)父からの相続金で、ローベル=ウーダン劇場を買う。そこで様々な奇術や幻灯、夢幻劇を見せる。
1895年リュミエール兄弟による最初のシネマトグラフの一般公開に参加する。そこで、リュミエールにその機械を売ってほしいと頼んだものの、断られてしまう。1896年ロンドンから入手した撮影機を改良し、1分程度の作品を80本制作。そして、最初のトリック映画『ロベール=ウーダン劇場の婦人の雲隠れ』が撮影された。
その後、何人ものメリエスが様々な楽器を同時に演奏する「一人オーケストラ」(1900年)、メリエスが自分の首を取り外すと、次から次に首が生えてきて、その首を五線譜の上に並べるといっせいにコーラスを始める「音楽狂」(1903年)、台の上に置かれたメリエスの生首に空気を入れると風船のように頭がどんどん膨らむ「ゴム頭の男」(1903年)など様々なトリック映画を生みだし、その上、史上初といわれるSF映画『月世界旅行』を制作。映画の父の一人であり、現代SFX映画の先駆者と言われている。

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