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ボリス・バルネット傑作選
3枚組DVD-BOX
『帽子箱を持った少女』
『国境の町』
『青い青い海』
2012年8月25日発売
詳細&ご購入はコチラ

あの興奮が遂にかえってくる!
映画の貴公子 ボリス・バルネット特集上映

ゴダール、リヴェット、ミハルコフ―伝説の監督たちが心から愛してやまない
旧ソビエトの巨匠ボリス・バルネットの傑作たちを一挙上映!映画の“幸せ”がここにある!


映画が誰にとっても唯一の娯楽だった黄金時代。サイレントからトーキーまでを生き、ラブロマンス、サスペンス、悲劇、コメディとあらゆるジャンルの映画を手がけた娯楽映画の天才―ボリス・バルネット。共産主義時代のソビエトでバルネットによって生み出されたハリウッド映画さながらの作品たちは、90年代に日本で初めて紹介され、以来、観客の心を掴んでやまない。映画のデジタル化が進む今だからこそ観たい、何年たっても真新しくキラキラとした、映画の“興奮”と“楽しさ”を教えてくれるバルネットの愛すべき作品たちが、遂にかえってきた!!



バルネットの映画を仏頂面で迎えるには、本当に医師のように無感覚な心の持ち主でなければならない。愛すべきわれらのボリスは、“文体こそが救いの神”といった概念を拒否するにはあまりに見事な文体の持ち主だ。また生まれながらの物語作家を圧倒するような話術の才能!(「カイエ・デュ・シネマ」1959年4月号)

ボリス・バルネットは、エイゼンシュテインを別とすれば、ソビエト最良の映画作家である。(「カイエ・デュ・シネマ」1953年2月号)

ボリス・バルネットはわれわれの時代の最も素晴らしい監督の一人だ。彼は特別な映画言語を本格的に発見して伝えた、おそらく最初の映画監督だろう。私は彼の作品を繰り返し見ては、その度に本当の映画人と交流できる幸せをかみしめている。(1992年7月2日、東京)





【帽子箱を持った少女 Девушка с коробкой】

1927年/68分/サイレント/白黒
監督=ボリス・バルネット
脚本=ワレンチン・トゥルキン/ワジム・シェルシェネヴィチ
撮影=ボリス・フランツィソン/ボリス・フィリシン
出演=アンナ・ステン/イワン・コワリ=サムボルスキー/ウラジーミル・フォーゲリ/セラフィーマ・ビルマン

story

帽子作りのナターシャは、貧しい学生イリヤと知り合い、モスクワで住む部屋を確保するため偽装結婚する。ある日、代金のかわりに渡された宝くじが当たったことで、さあ大変!渡した男がくじを奪回しようと血眼になり、イリヤとの恋の行方もからんで、ナターシャをめぐる大騒動が巻き起こる。サイレントならではの軽やかでコミカルな動きが画面いっぱいに広がる初期バルネットのキュートなコメディ。

【国境の町 Окраина】

1933年/96分/トーキー/白黒
監督=ボリス・バルネット
原作=コンスタンティン・フィン
脚本=コンスタンティン・フィン/ボリス・バルネット
撮影=ミハイル・キリロフ/A・スピリドノフ
音楽=セルゲイ・ワシレンコ
出演=エレーナ・クジミナ/セルゲイ・コマーロフ/ハンス・クレーリング/アレクサンドル・チスチャコフ

story

帝政ロシアの片田舎。ドイツとの静かな国境の町に、第一次世界大戦、そしてロシア革命の波が押し寄せる。資本家は、軍靴の製造でひともうけしようとし、若者は前線におくられる。ドイツ軍の捕虜とロシア人の靴屋の娘の許されざる愛を通して戦争の無意味さを静かに訴えるバルネットの代表作。

【青い青い海 У Самого Синего Моря】

1935年/71分/トーキー/白黒
監督=ボリス・バルネット
脚本=クリメンティ・ミンツ
撮影=ミハイル・キリロフ
音楽=S・ポトツキー
出演=ニコライ・クリューチコフ/レフ・スヴェルドリン/エレーナ・クジミナ

story

カスピ海で嵐にあって難破した船の乗組員、アリョーシャとユスフは、ある海辺の村で機関士として働くことに。やがて二人は、コルホーズの美しい娘に一目惚れしてしまい、ライバルに……。美しくダイナミックな海の表情を背景に、若者たちの愛と友情物語を歌と踊りにのせて描くロマンティックなミュージカルコメディ。

【騎手物語 Старый наездник】

1940年/96分/トーキー/白黒
監督=ボリス・バルネット
脚本=ニコライ・エルドマン/ミハイル・ヴォリピン
撮影=コンスタンチン・クズネツォフ
音楽=ウラジーミル・ユロフスキー
出演=イワン・スクラートフ/アンナ・コモロワ/アレクサンドラ・サリニコワ/アレクサンドラ・デニソワ

story

引退を決意したベテランの競馬騎手トロフィーモフは、孫娘マリヤの励ましで競走馬の調教に専念することに。しかし一年後、村のコルホーズ(集団農場)で偶然足の速い馬を見つけ、この馬を調教し再びライバルのパーヴェルに挑戦しようと決意。こうして運命のレースが始まる。日本では姿を消したスピードあふれる繋駕(けいが)レースを撮影したダイナミックなカメラワークは必見。

【レスラーと道化師 Борец и клоун】

1957年/100分/トーキー/カラー
監督=ボリス・バルネット/コンスタンチン・ユージン
脚本=ニコライ・ポゴージン
撮影=セルゲイ・ポルヤノフ
音楽=ユーリー・ビリューコフ
出演=スタニスラフ・チェカン/アレクサンドル・ミハイロフ/イヤ・アレーピナ

story

実在したロシアサーカス界のスター、レスラーのポドゥヴヌイと道化師のドゥーロフをモデルにした作品。レスリングがサーカスの見世物の一部だった時代、力自慢のレスラーと、体制批判の毒舌が売り物の道化師が、オデッサのサーカスで出会う。自分の信念に忠実に生きるふたりは、出会いと別れを繰り返しながら、栄光の道を目指す。華やかなサーカスの舞台裏で繰り広げられる、愛、家族、友情を描いたヒューマンドラマ。